2024/05/03

Taiwan Today

経済

台湾産の梨、中国大陸市場開拓に成功

2011/12/12
台湾の梨の中国大陸向け輸出が実現(行政院農業委員会サイトより)

行政院農業委員会は農産品の中国大陸向け輸出促進に向けて、「台湾海峡両岸農産品検疫検査協力協議」の対話プラットフォームを設けている。同協議締結後、これに基づいて中国大陸に輸出される初めての台湾産果物として、梨(Pyrus pyrifolia)3120キロが9日、台中港から中国大陸遼寧省の大連港に向けて輸出された。農業委員会では、同協議のプラットフォームを用いて、台湾産のレイシ、ブドウ、米、及び新鮮なキノコ類の中国大陸向け輸出に対する支援を加速している。

農業委員会では2009年末の、第4次「江陳会談」(台湾の対中国大陸窓口機関・海峡交流基金会の江丙坤董事長[会長」と中国大陸側、海峡両岸関係協会の陳雲林会長の会談)において、中国大陸側と「海峡両岸農産品検疫検査協力協議」を締結して農産品の検疫許可申請を加速、ただちに梨の輸出に関する申請を行った。その後2年間、4度の作業会合と実地視察を経て、双方は今年9月、「海峡両岸農産品検疫検査協力協議」第4次作業会合で、「台湾産梨の中国大陸輸出に関する検査検疫管理規範」を確定、中国大陸側は今年12月に台湾産の梨の中国大陸向け輸出のため、台湾を訪れて事前検査を行うことに同意した。

農業委員会では、台湾の梨の中国大陸向け輸出に協力するため、関連部署は「台湾産梨の中国大陸輸出に関する検査検疫管理規範」に基づいて、果樹園や包装場への指導や登録などを確実に実行し、台湾の高品質かつ安全な梨の中国大陸市場開拓を後押ししていくとしている。

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