2024/05/04

Taiwan Today

経済

ニュージーランドとの経済協力協定、共同研究の段階へ

2011/12/16
蕭万長副総統は先月、ニュージーランド窓口機関のニュージーランド商工事務所のスティーブ・ペイトン新代表と会見し、ECAの早期締結に向けた取り組みを進めたいとの意向を表明した。(総統府サイトより)

中華民国(台湾)とニュージーランドは15日、経済協力協定(ECA)締結の可能性について、各自による個別研究の段階を終え、今後2国による共同研究を進めると発表した。この共同研究が完了した時点で、双方が実質的な交渉の段階に入る見通しだ。

双方の代表は10月25日、ECA締結の可能性の研究に入ると発表し、その後1カ月をかけ学術機関により第1段階の個別研究レポートをまとめた。11月25日に互いが提出したレポートによると、2国ともECA締結が双方の経済貿易・投資に寄与すると結論付け、速やかに第2段階の共同研究に入るべきとしている。

第2段階の共同研究は、双方の窓口機関が討議したのち、間もなくスタートする予定で、政府部門が各方面の意見を聴取し、提言を取り入れながら共同で研究報告をまとめる。

ニュージーランドとのECAに関する共同研究のほか、シンガポールとも経済パートナーシップ協定(ASTEP)に向けての実質的な交渉が進められている。また経済部によると、インドおよびインドネシアとの間で、それぞれシンクタンクによる研究が進んでおり、フィリピンとの間では政府が一部関わる形で共同または個別の研究を進める意向を双方が示している。

ランキング

新着