2024/05/05

Taiwan Today

経済

中部サイエンスパークに倉敷機械初の海外工場竣工

2011/12/22
中部サイエンスパークに日本企業が積極的に進出。震災リスクの影響もあり、台湾に投資して海外生産拠点を設ける動きが広がっている。(中部サイエンスパークサイトより)

工作機械用CNC(コンピューター数値制御)装置で世界最大のブランド、日本のファナックは昨年、対台湾投資拡大を決定、今年4月からは台湾で中低レベルのCNC装置を生産している。これに続いて、70余年の歴史を持つ、日本の倉敷機械株式会社は大きなビジネスチャンスに着眼、昨年11月に2億6400万台湾元(約6億8017万日本円)を投資、中部サイエンスパークの后里エリアに子会社の台湾倉敷機械を創設し、倉敷機械にとって初の海外生産基地とした。22日にはこの工場が完成、竣工式が行われた。

行政院世界ビジネス誘致合同サービスセンターによると、台湾倉敷機械は昨年12月に工場建設について、同サービスセンターに協力を要請、同センターでは専門スタッフを派遣してこれを支援した。22日に竣工した工場は来年1月に生産を始め、毎年の生産高は2億4000万台湾元(約6億1834万日本円)。

倉敷機械のケース以外、行政院世界ビジネス誘致聯合サービスセンターでは現在、日本の工作機械メーカーで2位のオークマ株式会社の台湾法人(大同大隈)の工場拡張計画に積極的に協力している。

台湾の工作機械輸出金額は今年、40億米ドルが見込まれ、初めてイタリアを抜いて、日本、ドイツに次ぐ世界3位に躍り出ると見られている。

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