2024/05/04

Taiwan Today

経済

台湾製品の逸品集めた「台湾精品館」オープン

2011/12/26
台湾精品を表すロゴ。(経済部・国際貿易局・TAITRAによるブランディング台湾のサイトより)

台湾製品をブランド化することで付加価値向上を図る「ブランディング台湾発展計画」で26日、台北市立美術館(TFAM)に常設展示館「台湾精品館(台湾エクセレンス・パビリオン)」をオープンした。

「ブランディング台湾」は経済部が主導、同部国際貿易局と中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)が実際の取り組みを行っているもので、今回オープンした「台湾精品館」には、これまで「台湾精品賞」を受賞した製品のほか、優れたデザインの工業製品などに贈られる「iFデザイン賞」や、独「レッドドット・デザイン賞」、米「IDEA賞」、日本のグッドデザイン賞など、世界的に権威のある賞を受賞した製品を中心に、台湾メーカー86社の製品142点を展示している。

このほか、世界で初めて国際航空運輸基準に認定された電動カートや、遠隔で呼吸数や心拍数を検出できる非接触型のセンサーなどさまざまな最新技術を駆使した製品も見ることができる。

欧州ビジネススクール(EBS)がまとめたクリエイティブ能力指標によると、台湾は2010年、世界10位に躍進した。デザイン方面で受けた評価をみると、上記の賞など国際的な権威のあるデザイン賞を受賞した製品は1,291点に上り、2011年のレッドドット・デザイン賞では過去最高となる92の賞を獲得している。国際的ブランドとしての価値は2011年、台湾5ブランドで計10億米ドル以上に達している。また、スマートフォンのHTCは台湾を代表するブランドとして、世界100大ブランドにも数えられている。

「台湾精品館」の開館時間は午前9時30分で、火曜から金曜、日曜が午後5時30分まで、土曜日は午後8時30分までとなっている。月曜日は閉館。

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