2024/05/01

Taiwan Today

経済

「新興市場・中国大陸市場開拓における経験交流会」開催

2011/12/27
同交流会は新興市場や中国大陸市場の開拓を目指す各企業の異業種交流の場となった。(TAITRAサイトより)

企業による新興市場や中国大陸市場の開拓を支援するため、台北国際会議センターで26日、「新興市場・中国大陸市場開拓における経験交流会」が開催された。経済部国際貿易局の主導のもと、中華民国対外貿易発展協会(TAIRA)の主催で開催された同交流会は企業から1,300人以上が出席、続いて行われた「国際マーケティング・サービス個別コンサルティング」には800人が参加する盛況となった。

「個別コンサルティング」の内容は、多岐に渡るもので、政府の指導サービスや、国内外の見本市および市場開拓活動、ブランディング指導、事業展開や研修指導、オンラインマーケティングサービス、市場調査サービス、人材の育成・募集サービス、貿易保険と輸出融資、展示スペース・会場貸し出しサービスまでをカバーし、企業からの問い合わせは極めて活発なものとなった。

世界経済の勢力図は2008年の金融危機以降、中国大陸市場および新興市場の台頭という大幅な再編が起こった。これを受けTAITRAは今年3月、中国大陸市場および新興市場の開拓を進める企業の交流会をそれぞれ設立し、2大市場での商機獲得を支援している。2つの交流会の会員は1万人を超え、今回の経験交流会は今年最後の会合として、双方の交流会メンバーが一堂に会し、ノウハウを共有するプラットフォームを提供した。

TAITRAによると、11月15日~12月16日の1カ月間で、15の海外調達団が訪台、商機は今後見込まれるものも含め8億3,600万米ドルに達している。さらに、受注を目的とした海外訪問団を10回にわたり組織し、5億3,400万米ドルの商機を創出した。また台湾海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)商機マッチング商談会での取引額は4億2,000万米ドル、バイヤー28社によるテレビ会議システムを通じた調達商談会105回で1,644万米ドルの商機を獲得、オンライン調達では9,000項目余りの情報を発信し、2,807万米ドルの商機を創出した。

TAITRAは来年、新興市場と中国大陸市場の開拓活動として、業界ごとの見本市や優良製品の展示会、市場開拓団派遣など70項目の企画を予定している。

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