2024/05/03

Taiwan Today

経済

台湾鉄道、CK101の精巧な模型発売へ

2011/12/27
CK101の精巧な模型は101台限定。ライトが光るなどのギミックも楽しめる。(中央社)

台湾鉄道では2012年の元旦を祝うと共に、すべての業界の「蒸蒸日上、揚眉吐気」(日が昇るように発展し、意気昂然となる)を祈り、台湾製の「CK101貨客両用蒸気機関車模型」を発売する。1:22.5のサイズでCK101をリアルに再現、全長48センチ、幅12センチ、高さ16センチ、重さ5.1キログラム。400点以上の部品で組み立てられている。金属製で、車体の底の部分にはシリアルナンバーと金メッキされた「CK101」のプレートが4枚貼られている。運転席は日本の精巧な模型に匹敵するもので、内部では金属製の機関士と機関助手が磁石で立てるようになっており、操縦と釜焚きの情景が再現可能。また、前後のライト、運転席内部の照明、釜内部の火の色が光る電飾システム、水蒸気で煙を再現するシステム、音響、スピードを調節する動力システムなど六つの大きな特色を持つ。4.5センチ幅のレールが敷かれた、回転可能な台座も付き、CK101を生き生きとリアルに再現した。

CK101は1917年に日本の汽車製造株式会社が製造し、同年、台湾に運ばれた。台湾鉄道初の、客車列車と貨物列車のどちらでも使用する貨客両用のタンク式蒸気機関車で、総重量48.99トン、シリンダ引張力8120キロを誇った。1974年に引退してからは嘉義の扇形車庫に置かれ、1994年に嘉義車庫が解体されたことから彰化の扇形車庫に移された。1997年10月に台北工場に送られて修復作業に入り、1998年6月に修復が完了。台湾鉄道にとって、蒸気機関車を修復するのは初の試みだった。現在は、彰化の扇形車庫で保存され、今年7月9日には同じく修復された蒸気機関車、CK124と共に南投県と彰化県を結ぶ支線、集集線を重連走行した。

「CK101貨客両用蒸気機関車模型」は101セット限定。2012年1月1日に発売される。

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