2024/05/03

Taiwan Today

経済

台湾米360トンを日本へ輸出、初めて一般消費者向け販売へ

2011/12/28
農委会によると、日本向けのコメ輸出には591項目の残留農薬検査をパスする必要があるという。(中央社)

行政院農業委員会(農委会)は27日、彰化県埤頭郷で記者会見を開き、日本向けにコメ360トンの大規模な輸出を行うと発表した。農委会によると、今年の日本向けの輸出割当量は440トンで、2004年10月のコメの対日輸出再開以来、最多となっている。

今回、日本から調達のあった360トンは、12月から順次輸出される計画で、初荷の108トンは既に通関を済ませ、東京から市場へ出荷されている。27日には次の荷口の108トンがコンテナに積載された。さらに1月に出荷される144トンは、2004年10月以降で初めてとなる10キログラムの少量袋詰めで輸出、大阪に到着後、市場で流通する予定だ。なお、過去に輸出されたコメは給食サービスなどの業務用で、今回初めて、一般消費者向けにスーパーなどでも販売される。

今回輸出されるコメの品種は、台湾で最大の栽培面積を誇る「台南11号」で、主要産地は彰化県。適度な粘り気と歯ごたえに、香りがよく粒も大きいのが特徴。

農委会によると、今年1~11月のコメ輸出量は前年同期比12.8%増の1,531トンで、通年では2,000トンに達する見通し。主な輸出市場は日本、香港、オーストラリア、マレーシアなどとなっている。

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