2024/04/28

Taiwan Today

経済

米スーパーマイクロの産業団地が竣工、クラウド産業発展を加速

2012/01/06
スーパーマイクロ・サイエンスパークは昨年2月にくわ入れ、わずか10カ月で供用の開始が実現した。(行政院新聞局サイトより)

サーバー大手の米スーパーマイクロ・コンピューターが桃園県八徳市で建設していた産業団地「スーパーマイクロ・サイエンスパーク」がこのほど竣工、6日から供用を開始した。当初は30億台湾元(約77億日本円)を投じてアジアのシステム・インテグレーション・センターとして事業を展開、パーク全体の将来的な生産額は600億台湾元(約1,533億日本円)に達し、就業機会3,000件を創出する見通しだ。

行政院が海外企業の台湾進出支援のため設けた世界企業誘致総合サービスセンターによると、同パークは産業支援策を盛り込んだ「産業創新条例」の制定後、初めて建設された産業団地で、同センターにとっては2010年8月の開設後初めて手掛けた産業団地の開発案件。

スーパーマイクロは1993年に米シリコンバレーで創業、世界でも最も急速に成長するサーバーのメーカー。2010年8月に台湾進出の方針を固め、産業団地の設置に際し交通の便のよい桃園県八徳市を選択した。

パーク開発においては、世界企業誘致総合サービスセンターが全面的に同社を支援し、わずか10カ月で予定通りに竣工、供用開始が実現した。同パーク設立で、川上から川下まで数多くの協力企業が入居し、クラウドコンピューティング産業のサプライチェーンがさらに整備され、台湾の同産業や関連技術において世界と歩調を合わせた発展が見込まれる。

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