2024/05/06

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経済

BERI:中華民国の投資環境は世界3位

2012/01/11
中華民国(台湾)は投資に適した国。投資環境は世界3位と評価されている。写真は台湾南部、国際的な港の高雄港。(張士義撮影:中華民国交通部観光局提供)

中華民国(台湾)は、米国のビジネス環境リスク評価会社「BERI(Business Environment Risk Intelligence)が発表した、2011年第3次(12月)「投資環境リスク評価報告」における投資環境評定(Profit Opportunity Recommendation:POR)で、前回の調査と同じ73ポイントで、ノルウェーと並んで世界3位と評価された。順位も前回の調査と同じ。評定の対象である世界50の主要国・地域のうち、シンガポールとスイスに劣るのみでアジアでは2位だった。

中華民国の投資環境は今回の評定において、1Bレベルとされ、BERIの投資家に対する提言は依然として「投資に適している」。中華民国の国際収支は若干減少しているものの依然として力強いとしている。2012年と2016年の投資環境に対する評価は、それぞれ72ポイントと74ポイント。いずれも世界4位となっている。

中華民国における経営リスクは前回の調査と同じで世界2位(リスクの少ない順)。ポイントは前回比1ポイントマイナスの72ポイントで、シンガポールに劣るのみ。BERIでは、中華民国における企業経営の環境はしっかりしていると評価。また、インフラストラクチャーへの投資は向こう2年間、引き続き拡大するとし、より多くの奨励措置でインフラ整備が加速されると指摘している。2012年については71ポイント、2016年は72ポイントでいずれも世界3位と予想した。

政治リスクは前回の調査より1ポイント上昇の62ポイントで、1位上昇の世界6位(リスクの少ない順)だった。アジアではシンガポールに劣るのみ。BERIでは、激しい争いとなる第13代総統選挙を控えてはいるが、中華民国の政治リスクは安定を維持していると評価。2012年の政治リスクは62ポイント、世界7位と予想、2016年については64ポイントで世界7位、2021年は64ポイントで世界9位に後退すると見ている。

為替リスクは世界3位(リスクの少ない順)で前回と変わらず。ポイントは1ポイント減の84ポイントで、シンガポールとスイスに劣るだけだった。2012年は83ポイントで世界5位に後退するものの、2016年には86ポイントで世界3位に再び上昇するとのこと。

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