2024/05/04

Taiwan Today

経済

書籍の見本市「台北国際書展」、2月1日から開催

2012/01/12
昨年の台北国際書展の様子。(行政院新聞局提供)

第20回台北国際書展(台北インターナショナルブックエキシビジョン)が、2月1日から6日まで、台北世界貿易センター展示場1~3館で開催される。台北書展基金会は、「今回のテーマは、環境への配慮を示す『Green Reading』で、エコロジーとデジタル読書という2つの大きな流れを融合させ、読書家をグリーンな未来の読書にいざなう」と説明した。展示場1館に開設するテーマ館では過去、現在、未来のそれぞれの読書の形を展示する予定だ。

この見本市は行政院新聞局と台北書展基金会が主催、台北市政府・中華民国対外貿易発展協会(外貿協会、TAITRA)共催の、アジアでもユニークな特徴を持つ国際見本市で、台湾の出版業界にとっては版権商談の重要な舞台でもある。

今回は60カ国から400社余の出版社が参加、またフランスやドイツ、オーストラリア、ニュージーランド、日本、米国、韓国、ペルー、メキシコ、イタリア、中国大陸、香港などから700人余りの作家を招き500回以上のイベントを開催する。イベントは文学やテクノロジー、文化、宗教、食文化、投資、旅行、漫画から、新書の発表、音楽演奏、朗読、児童教育までバラエティに富んでいる。ノルウェーのミステリー界を代表するジョー・ネスボ氏や、日本から推理小説家の東川篤哉氏、絵本作家の五味太郎氏なども訪台、五味氏は就学前教育の専門家との対談や、親子向けイベントを行う。

また、今年はテーマ国を取りやめ、初めて「香港パビリオン」を設け、香港出版総会と香港印刷業商会が合同で、香港のアイディアあふれる書籍や製品を展示する。

このほか、動漫館(アニメ・漫画パビリオン)は6日間の会期で100回近くのイベントを開催。初日のいがらしゆみこ氏、「ハローキティといっしょ!」でハローキティとコラボするイラストレーターPOP氏のサイン会を皮切りに、ライトノベル『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の伏見つかさ氏、『この中に1人、妹がいる!』の田口一氏とイラストのCUTEG氏、『まよチキ!~迷える執事とチキンな俺と~』のあさのハジメ氏、、涼宮ハルヒシリーズのパロディ漫画『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』のぷよ氏、声優の杉山紀彰氏のサイン会も行われる。

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