2024/05/03

Taiwan Today

経済

ソブリン格付け、「A+」の高評価

2012/01/18
フィッチによると2012年の経済成長率は3.1%との予測だ。(行政院新聞局提供)

格付け機関のフィッチ・レーティングスは17日、中華民国(台湾)の自国通貨建て長期発行体デフォルト格付け(ソブリン格付け)を「AA−」、外貨建て格付けを「A+」とし、今後1~2年の方向性を示すアウトルックを「安定的」とした。今回の格付けは、財政に対する外的な支えが強く、公的債務も安定し、中国大陸との台湾海峡両岸関係に強く支えられていることが理由だとした。

また、外貨建て短期発行体デフォルト格付けは「F1」、カントリーシーリングは「AA」だった。

フィッチは、台湾の外貨準備高は国際収支14.7カ月分に相当する4,413億米ドル(金保有量を含む)で、財政は外からの支えが強く、公共債務も安定しているとした。また、輸出では世界景気低迷のあおりを受けているものの、中国大陸との経済貿易協力関係が今後、台湾経済の成長を可能とするとの見通しを示した。

さらに、今年の台湾の経済成長率は3.1%、来年は4.2%に達するとの見通しを示した。

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