台北市政府では、世界有数のボタンの苗の産地、日本の島根県松江市大根島のボタン展を17日から20日まで開催する。同市政府1階の沈葆禎庁（ロビー）で展示されている同展のテーマは「神話とボタン」。また、14日から19日にかけ、市内の建国花市でも展示・販売が行われる。
台北での大根島ボタン展は5年前から、毎年春節（旧正月）を迎える時期に開催されている。郝龍斌・台北市長は、毎年この時期になると、建国花市では大根島のボタン目当てに市がにぎわうと説明。また、松江市は2010台北国際花卉博覧会（花博）に参加を約束してくれた最初の海外の都市であり、花を通じて双方の人々の交流を深めたいと述べた。
市政府展示のオープニングには松江市の松浦正敬市長も駆け付け、市政府のロビーにボタンが展示されているのを見て感激したと述べ、これを機にさまざまなレベルでの交流を深めたいとの期待を示した。また、大根島のボタンをもっと台北市民に知ってもらい、販売量を1,000株から5,000株に引き上げたいとの意欲も示した。松浦市長はさらに台北花博のオープニングで、同市のボタンが入り口や舞台の最も目立つ場所に展示されているのを見て、大変うれしかったと述べた。