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中央大学発見の小惑星、「呉大猷」と命名

2012/01/18
中央大学鹿林天文台は小惑星探査に積極的。800個以上発見するなど成果も多い。(中央社ニュースサイトより)

中央大学は2006年に小惑星の探査計画を始動、これまでに800個を超える小惑星を発見している。中央大学はこのほど国際天文学連合の承認を経て、2008年に発見した小惑星番号256892の小惑星を、「近代中国物理学の父」とされる呉大猷氏(1907.3~2000.3)を記念して「呉大猷」と名付けることに決めた。

2012年物理年次総会が17日に中正大学で行われ、台湾聯合大学システムの副学長を務める、中央大学天文研究所の葉永恒教授から小惑星証書と模型が呉大猷学術基金会に贈られた。

中央大学天文研究所では、天文と物理の関係は密接で、天文学は物理学から枝分かれしたものに等しいとし、小惑星を「呉大猷」と名付けるのは「物理学の父」に敬意を表すと同時に、天文学の源である物理学への感謝も意味すると説明している。

小惑星「呉大猷」は、2008年2月27日に中央大学鹿林天文台が発見。2011年6月15日に命名が承認された。現在はてんびん座の近くに位置する。

中央大学鹿林天文台は2006年からこれまでに、小惑星800個あまり、地球近傍小惑星1個、彗星1個を発見している。国際天文学連合小惑星センターのデータによると、鹿林天文台はアジアにおける小惑星の探査で最も活発な天文台の一つ。発見の記録で世界47位だと言う。

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