2024/05/01

Taiwan Today

経済

仏アングレーム国際漫画祭、台湾がテーマ館に

2012/01/19
行政院新聞局は昨年には、「台湾漫画資訊網(台湾マンガ情報ネット)」を立ち上げ、漫画の情報発信に力を入れている。英語やフランス語でのページも設け、世界に台湾の漫画を紹介するという。写真は昨年12月29日の、同ウェブサイト紹介記者会見の模様。(中央社)

アングレーム国際漫画祭が26日から29日まで、フランス西部のシャラント県で開催される。中華民国(台湾)は、初めてアジアのテーマ国として招かれ、300平方メートルの規模で出展。アングレーム国際漫画祭は米サンディエゴのコミコン・インターナショナルと並ぶ、世界の二大漫画祭の一つ。毎年30万人を超える人たちが入場する。

台湾は行政院新聞局の副局長が20名の漫画家を率い、「台湾パビリオン」を設けて参加する。昨年の同漫画祭に参加した台湾の漫画家は2人のみで、今年は規模を拡大。新聞局では、今回の出展が版権の面でのより多くの商談を促し、台湾オリジナルの漫画を世界に売り出していけること、ならびに台湾の漫画創作のより多元的な発展につながることに期待している。

台湾における漫画の創作環境は海に囲まれた島という地理的条件と似通っており、世界の漫画の影響を受け、模倣と吸収を経て、オリジナルのものを生み出して世界に歩みだす形。このため、「台湾パビリオン」では「漫画の海洋、台湾」を展示のテーマとし、「波」、「潮流」、「生態」、「イベントに参加する漫画家」などのコーナーを通じて台湾の漫画を広く紹介する。

会場では、1950~60年代の漫画、1990年代から現在までの台湾の代表的な作品200点を紹介。漫画と展示スペースのデザインで、入場者に台湾における漫画の歴史を理解させる。

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