2024/05/07

Taiwan Today

経済

国立台湾博物館、台湾鉄道の歴史を紹介

2012/01/19
国立台湾博物館で台湾鉄道の歴史に関する貴重な展示会が開催中。(中央社)

国立台湾博物館が18日から4月15日まで、「鉄道印象・1970s」映像特別展示会を開催、1970年代における台湾鉄道の歴史をまとめて紹介している。

「鉄道印象・1970s」映像特別展示会のテーマは、「1970年代の西部幹線、蒸気機関車とディーゼル機関車」、「1976年の西部幹線、鉄道電化」、「1980年代の東部幹線、北回り鉄道、東部開拓」、及び「鉄道従事者の姿」。60枚あまりの貴重な写真は、写真家の安有仁(Loren Aandahl)氏と台湾鉄道の元職員、黄樹民氏の手によるもの。また、ディーゼル機関車、電聯車(動力分散方式の電車)、ディーゼルカー、通勤客車、復興号車両、莒光号車両などの模型、女性乗務員の制服、運転士の帽子などの文物が展示される。

黄樹民さんは現在93歳。台湾鉄道機務処工程司で40年間勤務し、台湾鉄道の発展過程を写真で記録。十大建設(1960年代末期から1970年代に行われた国家レベルの大規模なインフラ整備)の時期に、鉄道が台湾の経済発展のために果たした重要な役割をカメラに収めてきた。安有仁氏は、2歳のときに両親と台湾に移り住んだアメリカ人で、鉄道に興味を持って各地で写真を撮影した。高校時代の写真は多くがカラー写真で、戒厳令下だったため、交通施設を撮ることは白黒写真でも困難だった時代のカラー写真は極めて貴重なものだという。

「鉄道印象・1970s」は4月15日まで。1960年のR0型とR20型ディーゼル機関車の導入など、台湾鉄道の車両のディーゼル化から、1982年6月26日の東部幹線拡張工事の完成までの台湾鉄道の発展を余すところ無く紹介している。

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