2024/05/05

Taiwan Today

経済

元宵節のランタンフェスティバル、台湾各地で開幕へ

2012/01/30
彰化県の「台湾ランタンフェスティバル」南ランタンエリアでは、書道をテーマとしており、たくさんの筆で作られたユニークなランタンも。(中央社)

世界で最も素晴らしい伝統行事とも称される元宵節(旧暦1月15日)の「台湾ランタンフェスティバル」は今年、彰化県鹿港鎮を舞台に2月6日から19日にかけ、14日間の日程で開催される。29日には3大エリアの一つ、書道アートを主軸とした「南ランタンエリア」で予行が行われ、ユニークなランタンに灯りが点った。

メインとなるランタンは交通部観光局が企画、鹿港鎮立体育館の内外を会場とする北ランタンエリアに設置される。また、彰化県政府が2つのサブ・ランタンエリア、文武廟や護安宮、地蔵王廟の「南ランタンエリア」と中山路のエリアを企画した。メインランタンは2月6日の元宵節の夜に点灯するが、4日(土曜日)の夜から中山路のランタンが点灯する予定だ。

高雄では29日、「2012高雄ランタンフェスティバル芸術祭」がメイン会場の光栄埠頭(ふとう)で開幕し、6分間の海上花火ショーが高雄港の夜空を鮮やかに染めた。また、長さ50メートルの巨大な龍の形のたこがボートに引かれ、高雄港の外海からランタンエリアに飛び込んで来るように登場し、今年のテーマ「飛龍在天」を表現した。光栄埠頭では毎日午後7時~9時30分に、見応えのあるプログラムが予定されている。なお、メインの光栄埠頭に先立ち、旗山エリアと岡山エリアでは既に開幕している。

「台北ランタンフェスティバル」は2月2日から12日まで、11日間の日程で開催される。今年は実体とバーチャルの2種類のメインランタンを準備、30~31日の2日間にテスト点灯する。国父記念館に設置される実物の「HAPPY龍」の高さは台湾で最高、30日午後7時から音と光のショーが行われる。市政府広場で映し出される裸眼3次元(3D)プロジェクターによるバーチャルのメインランタンは31日午後7時から予行が行われる。

「HAPPY龍」は6~7階建ての建物と同程度の高さ21メートル。金色のロボット龍の外観で、龍が一気に空に舞い上がり輪を描いて飛ぶ様子を象徴している。フェスティバルの期間中は、噴水ショーや3Dアニメーション、カラフルなレーザー照明と組み合わせたパフォーマンスが繰り広げられる。昼の部は午前10時~午後6時、夜の部は午後7時~同11時の間、それぞれ30分ごとに1回のプログラムが予定されている。

台北市ではまた、31日午後1時から手持ちランタン10万個を無料で配布する。1人1個限定で、在庫が無くなり次第終了する。配布場所は台北ランタンフェスティバル特設サイト http://www.2012taipei-lantern-festival.com/location.html で紹介している。

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