2024/04/30

Taiwan Today

経済

仏アングレーム国際漫画祭、「台湾館」が異彩放つ

2012/01/30
アジアのテーマ国として招かれた中華民国(台湾)は、各作家の作品を看板に加工、作家のインタビュー映像なども上映して、フランスの漫画ファンを引き付けた。(中央社)

26日からフランス西部のシャラント県で行われていたアングレーム国際漫画祭が29日で閉幕。初めてアジアのテーマ国として招かれた中華民国(台湾)が設けた「台湾館(台湾パビリオン)」は4日間の開催期間中、延べ5万人を引き付けたものと見られている。特に、国宝級の作家、鄭問さんの実演や「美女漫画家」とされる三月兎さん、致怡+ZEI+さんらが多くの漫画ファンを引き付けた。

「台湾パビリオン」では3度の座談会を開催、台湾漫画の詳しい紹介や、漫画を用いての、台湾の歴史や文化、風土や人々の生活のリアルな紹介に大勢の入場者が詰め掛けた。

特に注目されたのは鄭問さん。1980年代末には史記における刺客を題材にした『刺客列伝』を発表。また、『阿鼻剣』も発表されて20年。生と死、仏学を見つめて、新境地を開いた武侠漫画と評価されている。1990年代には、歴史漫画『東周英雄伝』で日本に進出、日本の漫画ファンに衝撃を与え、日本漫画家協会の優秀賞を受賞している。

 

ランキング

新着