2024/05/03

Taiwan Today

経済

台北の「好様本事」、「世界の美しい書店20」に入選

2012/02/03
台北の書店、「好様本事」が「世界の美しい書店20」に入選。各種の書籍の他にも、色々な国から集められた骨董品やアート作品などが並び、13坪ながらレトロな魅力に満ちている。(中央社)

アメリカの娯楽ウェブサイト、Flavorwire.comは1日、「世界の美しい書店20」を発表。アジアからは台北市のイーストエリアにある「好様本事(VVG something)」など4箇所が選ばれた。

Flavorwire.comでは、インターネットを通じて書籍を販売する通販サイト、アマゾンが実体店舗の書店市場を徐々に侵食し、各国の書店が相次いで閉鎖を余儀なくされる中、依然として、インターネットの世界を飛び出して自ら訪れる価値のある書店は多く存在するとしている。そして、このほど「世界の美しい書店20」を選んだ理由として、実体を持つ店舗はコミュニティーの中心になれるばかりでなく、見て回り、探求に値する場にもなれると説明、その重要性を見くびってはならないと訴えた。

「世界の美しい書店20」に順位はつけられておらず、アジアからは選ばれたのは4店舗のみ。台北市「東区(イーストエリア)」の静かな通りにある「好様本事」はそのうちの一つだった。2009年12月にオープンした「好様本事」のわずか13坪のスペースは本の香りとレトロな雰囲気に満ちている。アイドルドラマや歌手のプロモーションビデオのロケにも使用され、台湾を代表する女性シンガーの張恵妹(アーメイ)さんや、日本の写真家、蜷川実花さんが訪れたことも。

Flavorwire.comでは、「好様本事」は実用的な効果と利益が大きいばかりでなく、シンプル、かつ、中世の優雅なムードに溢れており、「理想的な船室」のようだと評価した。

アジアから選ばれたのは、「好様本事」の他、中国大陸・北京の英文書籍の書店、「書蟲(Bookworm)」と「蒲蒲蘭絵本館(Poplar Kid’s Republic)」、そして日本・東京代官山の蔦屋書店(Daikanyama T-Site)だった。

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