経済部は13日、台湾は各国との自由貿易協定（FTA）締結への進度で韓国に遅れをとっているとし、中国大陸との台湾海峡両岸経済協力枠組み協議（ECFA）締結後の交渉を急ぐ必要性を指摘した。
ECFAは2010年6月に締結され、アーリーハーベスト（関税率引き下げなどを先行実施する品目リスト）も発効、現在は物品とサービス、トラブル解決と投資保護協議などの後続交渉が進められている。
経済部では、台湾は韓国より早くFTA交渉に取り組み始め、ECFAも締結したが、中国大陸と韓国のFTAが締結される前にECFAの後続交渉を完了することが努力目標だと強調。交渉はギブ・アンド・テイクで、双方の状況次第の部分もあるとしながらも、なんとしても関連の話し合いを積極的に進めていく必要があるとの見方を示した。
経済部では、農産品の輸入制限緩和は国内の農業にとって敏感な話題だとしているが、中国大陸の農産品の輸入が解禁されるかどうかについては、「話し合ってみなければ分からない」と述べるにとどまった。