2024/04/29

Taiwan Today

経済

日本JSRのR&Dセンター、中部サイエンスパークに落成

2012/02/16
中部サイエンスパーク虎尾園区のJSRの拠点。(中部サイエンスパークサイトより)

液晶ディスプレイ用カラーフィルタ材料として使われるカラーレジスト世界最大手、日本のJSRが、中部サイエンスパーク虎尾園区(雲林県虎尾鎮)で建設していた、台湾における初の研究・開発(R&D)センターが16日、正式に竣工した。同社は昨年から約12億日本円を投じ、台湾の顧客に対する技術サービス、および製品開発体制を強化するための拠点として同センターを建設していた。

JSRは1957年創業、高分子化学を基礎に、液晶ディスプレイ材料関連製品の生産と販売を行い、カラーレジストでは世界最大、またパネル産業の川上における重要材料でも主要なサプライヤーだ。台湾では2005年に、100%子会社の液晶ディスプレイ向け材料メーカー、JSRマイクロ台湾(台湾捷時雅邁科)を設立し、中部サイエンスパーク虎尾園区に入居した1社目の日本企業となった。

同社は2007年に台湾で実験室を設立、台湾の主要顧客に向けた技術サービスを行っていたが、さらに現地で一貫性のある製品開発に取り組むため新たにR&Dセンターを設立。新しいR&Dセンターには、クリーンルーム、製品のテスト・分析設備を備え、工場に隣接する製造部門からのフィードバックを直接受け取り、顧客のニーズに迅速に対応することのできる製品開発体制を整えた。

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