2024/05/03

Taiwan Today

経済

台北松山-ソウル金浦、中華と長栄が週に計7便運航へ

2012/03/02
台北松山空港を中心とする「東北アジア黄金航空圏」は韓国金浦空港との路線開設でまもなく実現。写真は日本の羽田空港とを結ぶチャイナエアライン機。後ろは台北の新光三越ビル。(中央社ニュースサイトより)

中華民国(台湾)と韓国の航空協定は今年1月20日に改定を終え、台北松山空港とソウルの金浦空港とを結ぶ新たな航空路線を開設することが決定。交通部民用航空局は1日、フライトの分配会議を開き、チャイナエアライン(中華航空)とエバー航空(長栄航空)が合わせて週7便運航することが確定した。交通部の承認後、民用航空局と韓国側が就航時期について話し合うことに。

同航空協定によると、台北松山空港と金浦空港間では台湾と韓国の航空会社が台韓それぞれ週7便運航すること、並びに200座席以下の航空機を使用することが決められている。

1日午前の会議では、チャイナエアラインが週3便、エバー航空が週4便運航することに決定。また、台湾桃園国際空港と韓国ソウルの仁川国際空港とを結ぶ路線では1000座席増やすことも決まっており、チャイナエアラインに600座席、エバー航空に400座席が割り当てられることになった。

民用航空局では、チャイナエアライン、エバー航空共に金浦空港への運航経験が無く、韓国側で同路線に参入するイースター航空とティーウェイ航空も台北松山空港への飛行実績が無いことから、双方共に準備期間が必要だとし、正式な就航時期については韓国の航空当局と話し合うことになると説明。

また、他の航空会社の参入について、民用航空局では、航空運航権の分配は現行の法令に沿わねばならないとした上で、新たな「航空運航権分配綱要」が下半期にまとまり、金浦空港への便数が増えるならば、チャイナエアラインとエバー航空以外の航空会社の参入の可能性もあるとしている。

政府は台湾を中心とした、「東北アジアの黄金航空圏構想」を推進しており、台北松山空港ではすでに中国大陸・上海の虹橋空港、日本・東京の羽田空港との航空路線が運営されている。金浦空港との路線がスタートすれば、「黄金航空圏」が完成することになる。

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