台湾とニュージーランドは5日午前、ベンチャーファンド戦略提携協議を締結した。双方の政府系ファンド、台湾の国家発展基金と、ニュージーランドベンチャー投資ファンド(NZVIF)が共同出資の形で、両国のベンチャー事業に投資し、同事業を通じて両国の産業発展に貢献する方針だ。具体的な措置に関しては、6カ月以内に交渉を完了する。
行政院経済建設委員会は、この協議により、双方の政府系基金が相互の現地ベンチャー事業に投資することができるようになると説明している。
国家発展基金によると、台湾とニュージーランドは同等の出資比率で民間が出資を募るベンチャー事業に投資し、双方の経済的な利益と産業発展の促進を目指す。投資の対象は、台湾とニュージーランドの双方に関連する事業とする。
協議締結は、台湾の駐ニュージーランド台北経済文化弁事処の常以立代表(駐ニュージーランド大使)と、ニュージーランド窓口機関、ニュージーランド商工事務所のスティーブン・ペイトン代表により経建会で行われた。