2024/05/06

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経済

台日友好「絆の桜」、台南の八田與一記念公園で植樹

2012/03/22
プロジェクトの概要を説明する「日台スポーツ・文化推進協会」の松本理事長(右)。(中央社)

スポーツや文化を通じた台日親善に取り組む日本の「日台スポーツ・文化推進協会」の松本彧彦理事長は21日、台湾の人々が昨年の東日本大震災の被災地に向け義援金などを拠出してくれたことに感謝するため、台南市の八田與一記念公園と烏山頭ダムで桜の木を植樹すると発表した。この「日台友好“絆の桜”プロジェクト」には、森喜朗元首相も参加する。

松本理事長は台湾の報道陣に対し、プロジェクトのため4月13日に訪台すると説明。13日夜に台南市で前夜祭を行い、14日午前に植樹式と記念碑の除幕式を行う。記念碑は森前首相の筆による「絆の桜」の字が刻まれる。

植樹プロジェクトではまず、日本で100人の参加者を募集する。北海道から参加する人からは、意義ある活動を企画した松本理事長に敬服するとメッセージが寄せられたという。参加申込は25日まで同協会で受け付ける。

松本理事長によると、植樹する200株は伊豆のカワヅザクラを台湾原産のサクラの台木に接木したサクラの苗で、台日が分かち難い友情で結ばれていることを象徴している。今後もサクラの植樹を継続する予定で、完成時には八田與一記念公園が日本以外で最大のサクラの公園となる見通しだ。

八田與一記念公園は、烏山頭ダムの建設を手掛けた日本統治時代の土木技師、八田與一氏を記念し、交通部が1億2,000万台湾元(約3億3,800万日本円)をかけ建設。昨年5月8日の八田氏の命日に開園した。開園式には馬英九総統や、八田氏の孫の修一氏や森元首相が出席した。

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