2024/05/05

Taiwan Today

経済

「木工機械輸出で世界3位目指す」経済部工業局

2012/03/22

経済部工業局はこのほど、木工機械の輸出で、現在の世界4位から、2016年までに3位への躍進を目指すと表明した。現在はドイツが世界首位、次いで2位イタリア、3位中国大陸となっている。

同局は21日、世界3位入りを目標とした取り組みを行う業界間の協力組織「木工機械W-Team」の設立を宣言した。4月6日にも台中でスタートを記念した式典を行う。同局は、W-Teamの設立をきっかけに、木工機械産業の新たな一ページを開き、台湾の木工機械産業の高度化を進めたいとしている。

台湾の木工機械産業は、2010年の生産額が200億台湾元(約564億日本円)、うち9割が輸出向けとなっている。メーカーは約300社で、うち8割が中部に集中しており、お互いが必要な部品を迅速に提供できることで産業全体が大きな強みを発揮している。

W-Teamは、木工機械分野の「MIT(メイド・イン・タイワン)」スマイルマークの認証推進、世界に向けた3D(三次元)広告、スマート化・自動化の技術サポート、ICT(情報通信技術)プラットフォームや美的デザインを通じた付加価値向上といった業務に取り組む。イメージ作りやマーケティングから、技術、サービス、設計まで全体的な産業競争力を高める方針だ。

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