2024/04/27

Taiwan Today

経済

光学ガラスのオハラが雲林県に投資、工場を建設

2012/03/23
光学ガラスのトップ企業、日本のオハラが中部サイエンスパーク虎尾パークに進出。写真は雲林県の蘇治芬県長を表敬訪問した関係者ら。(雲林県政府サイトより)

雲林県政府が中部サイエンスパーク虎尾パークの投資環境の整備に努力した結果、タイヤメーカーの正新(マキシス)、日本の古河電工に続いて、光学ガラスメーカーとして世界的に高い技術を誇る、日本の株式会社オハラが入居、工場を設置することになった。台湾における光学機器産業の産業チェーン確立に寄与するものと期待されている。また、虎尾パークは中南部のサイエンスパークにとっての重要かつ中心的な位置にあり、地元の発展を助ける他、産業クラスターに充実した経済規模と成果をもたらす。

オハラの関戸仁専務取締役は22日、中部サイエンスパーク管理局の楊文科局長と共に雲林県の蘇治芬県長を表敬訪問して入居計画などを説明した。

株式会社オハラの日本における光学ガラスの市場シェアは5割以上。年間生産高は300億日本円に達する世界最大の光学レンズ材料メーカー。世界のデジタルカメラの多くは台湾のメーカーによって生産されており、キャノンの台湾における工場への供給を考慮し、台湾を工場の設置場所に選定した。

中華民国政府は、同投資計画を昨年11月28日に承認、同社は4億台湾元(約11億2000万日本円)を投じて虎尾パークに入居する予定で、使用する土地は3.29ヘクタール。同社のガラス熔解能力の1/3以上を段階的に中部サイエンスパークに移すという。第一期工事は2013年末に終える予定で光学ガラスを生産する。当初の年間生産高は40トン程度を見込む。

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