台北市は昨年11月、2017年夏季ユニバーシアード大会の開催権を獲得した。主催者の国際大学スポーツ連盟(FISU)は25日、台北市政府、中華民国大学専科学校スポーツ総会と開催に関する契約を交わした。馬英九総統も招きに応じて契約セレモニーに立会い、政府が台北市を全力でサポートすることを約束した。
セレモニーは台北市内で行われ、FISUのClaude Louis Gallien会長、Eric Saintrond事務局長がFISUを代表、台北の郝龍斌・市長、中華民国大学専科学校スポーツ総会の陳坤檸会長の三者がサインした。
馬英九総統は、過去2年間の努力を経て、ついにオリンピックに次ぐスポーツ大会である、2017年夏季ユニバーシアードの開催権を得ることが出来たとし、中華民国(台湾)のスポーツ外交に新たな1ページを記すことになったと喜んだ。
馬総統は、国際的なスポーツイベントは往々にして国際政治の現実により、その志を広げられないが、過去3年あまり、台湾海峡両岸の関係が改善されたことで国際社会は台湾を再評価していると指摘、国際的なスポーツシーンで台湾のスポーツ選手が徐々に頭角を現し、国のために栄誉を勝ち取っていることや、高雄市が行ったワールドゲームズ、台北市が開催したデフリンピックなどの国際的なスポーツイベントの成功も世界のスポーツ界に台湾を見直させ、高く評価させているとの見方を示した。
馬総統はそして、ユニバーシアードは台北市だけの活動ではなく、国の一大イベントであり、中央政府は台北市と密接に協力していくと強調、5年後の本番で政府は同イベントを魅力溢れるものにして史上最高の大会にしてみせると述べた。