2024/05/06

Taiwan Today

経済

日本の商社、桃園県の米を3年で1000トン購入

2012/04/05
桃園県の米は2年連続で全国十大優良米に選ばれている。写真は2010年の受賞者と呉志楊桃園県長(中央左)。(桃園県農業発展局サイトより)

桃園県の高品質の米の対外輸出が大きな成果をあげている。桃園県の米は2年連続で中華民国(台湾)の全国十大優良米に選ばれており、3日には日本の米輸入商社との間で栽培契約を結ぶセレモニーが行われた。日本側はまず80トンを購入、向こう3年間で1000トンを調達する。今回買い付けるのは主に、「台稉14号」と呼ばれる品種。

セレモニーでは、桃園大賀良質米農場の陳燕卿農場長と日本側の柴田公仁社長が契約にサイン、桃園県の呉志揚県長(知事)が立ち会った。呉県長は、桃園県で採れる米は2010年と2011年、2年連続で全国十大優良米に選ばれただけでなく、日本側からの生産履歴(トレーサビリティ)の要求を満たすと共に、日本の591項目に及ぶ検査もクリアし、日本市場への進出を果たしたと説明。

そして、日本側が向こう3年間で1000トン買い入れるとしていることは、桃園県内で休耕中の農地2万6800ヘクタールの活路を開くことにつながると述べた。

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