2024/05/04

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経済

国立故宮博物院、Googleアートプロジェクトに参加

2012/04/12
「Googleアートプロジェクト」を通じ、国立故宮博物院の美術品がインターネット上で仔細に鑑賞できる。(中央社)

国立故宮博物院は11日、美術作品や美術館内の画像をインターネット上で見られるサービス「Googleアートプロジェクト」に参加したことをグーグルと共同で発表した。世界中からインターネット上の「Googleアートプロジェクト」を通じ故宮博物院にアクセスすれば、中華文化の芸術品や文物のきめ細やかな美しさを鑑賞することができる。故宮博物院は、同プロジェクトに参加する施設のうち、大中華圏で唯一、美術館内部の画像と超高画質の作品画像を収録している博物館となっている。

故宮の周功鑫院長は、故宮博物院は2011年の調査では、世界で7番目、アジアで最も人気の博物館だと指摘、今回のグーグルとの提携で、さらに中華文物の精緻な美しさを世界にアピールしていくと述べた。故宮は今回のプロジェクトで、所蔵する書画や器などの代表的な作品をグーグルのプラットフォームで公開、世界中の芸術愛好家がインターネットを通じて中華文化の精巧な美しさを鑑賞することができるようになっている。公開されている作品には、「翠玉白菜(翡翠の白菜、清)」や「毛公鼎(西周)」、「早春図(宋・郭熙作)」など人気の国宝15点が含まれている。また、超高画質のギガピクセル技術で「歳朝図(宋・趙昌作)」を公開し、細部まで存分にこの名画の魅力を鑑賞することができる。さらに、館内の実際の様子を見ながらより深く故宮を理解することもできる。

「Googleアートプロジェクト」では、世界40カ国の文化芸術施設151館の高画質の芸術作品と、有名博物館46館の実際の館内の360度画像を収録している。インターネットユーザーはそれぞれ作品をSNSでシェアできる機能もあり、さらにバーチャルな収蔵庫をカスタマイズする機能もあり、博物館の枠を越えた収蔵・閲覧ができるようになっている。サイトのアドレスはhttp://www.googleartproject.com、YouTubeの専用チャンネルhttp://www.youtube.com/googleartprojectで紹介している。

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