2024/05/06

Taiwan Today

経済

2011年のWTO貿易額統計、台湾は前年と同じ世界18位

2012/04/16
中華民国(台湾)の2011年貿易総額は、昨年と同じ世界18位だった。(経済部国際貿易局サイトより)

世界貿易機関(WTO)は12日、2011年の世界の主な貿易国の商品およびサービス貿易の貿易額と成長率に関する統計資料を発表した。これによると、中華民国(台湾)は商品貿易では輸出額が世界17位、輸入額が同18位だった。サービス貿易では輸出額24位、輸入額28位だった。貿易総額では前年と同じ18位だった。

経済部国際貿易局(国貿局)によると、昨年の台湾の輸出額は前年比12.0%増の3,080億米ドルで、世界ランキングは前年から1ランク後退し17位だった。世界の輸出総額に占める比重は1.7%で前年から0.1ポイント縮小した。輸入額は前年比12.0%増の2,810億米ドルで、同じく前年から1ランク後退して世界18位、世界の輸入総額に占める割合は1.5%とこれも0.1ポイント縮小した。

国貿局は、輸出額・輸入額ともに前年からランクを下げたことについて、「昨年は原油価格と原材料価格が高騰したことで、原油・原材料の輸出大国のランキングが上昇し、ランキング全体に変化がみられたことが最大の原因」と説明している。

また国貿局は、台湾海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)のアーリーハーベスト(早期実施措置)による関税引き下げの効果が徐々に表れるとともに、世界的な経済・貿易情勢の好転が台湾の貿易の成長を促すとの見方を示した。また、エネルギーや原材料の国際価格の正常化が、ランキングの上昇に寄与するとみている。

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