2024/05/03

Taiwan Today

経済

貿易競争力ランキング、台湾は世界8位

2012/04/19
港湾で積み降ろしされるコンテナ。(財政部サイトより)

台北市輸出入公会は18日、世界46カ国・地域の貿易競争力をランク付けした「2011年世界主要・新興市場の貿易環境・リスク調査報告(IEAT調査)」を発表した。中華民国(台湾)の総合評価は世界8位と、昨年から1ランク上げ、シンガポール(1位)や香港(4位)にはかなわなかったものの、中国大陸(22位)や韓国(23位)を上回った。このほか、上位にはカナダ(2位)、オーストラリア(3位)、英国(5位)、米国(6位)、ドイツ(7位)、フランス(9位)、日本(10位)が入っている。

この調査は主要貿易国・新興国(市場)を対象に、国家競争力、貿易自由度、貿易スピード・利便性、貿易の難易度、貿易リスクなどについての評価を専門家による調整を加えまとめたもの。今年は対象を46カ国・地域へと昨年の42カ国・地域から拡大した。

台湾の評価は、国家競争力が世界15位(前年から1ランク後退)、貿易自由度が8位(同3ランク上昇)、貿易スピード・利便性8位(同4ランク上昇)、貿易の難易度8位(同2ランク上昇)、貿易リスク6位(同2ランク上昇)で、国家競争力がわずかに1ランク下げた以外は、すべて上昇した。

同調査は今年、「黄金10年貿易動向」を主軸に進められた。また、台湾の10大重点開拓市場の新たな商機を焦点に、対象とする台湾企業の観点と経験から調査を進めた。10大重点開拓市場とは、中国大陸、米国、インド、日本、ロシア、ドイツ、ブラジル、インドネシア、カタール、ベトナムの10市場。

同調査ではまた、今年初めて「成長・新興9カ国・地域(Growth & Emerging 9、GE9)」を選出した。選ばれたのは中国大陸、インドネシア、インド、トルコ、ブラジル、ロシア、メキシコ、南アフリカ、ベトナムとなっている。

ランキング

新着