2024/05/07

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経済

ジュネーブ発明展で台湾が3年連続世界一

2012/04/23
台湾の黄拓騰氏設計のヘッドフォンは、ムービング・コイル式のスピーカーが小さなヘッドフォンには使えないことの欠点を解消、ヘッドフォンでも厚みのある音楽が楽しめる。ジュネーブ発明展で金賞を受賞。(中央社)

世界最大級の発明コンクール、ジュネーブ国際発明展で、中華民国(台湾)の代表チームが今年は特別賞を8つ獲得した。金賞45、銀賞52、銅賞25も受賞しており、3年連続で世界一となった。受賞率97.6%は過去最高記録である。

今年で40回目のジュネーブ国際発明展に中華民国は20年以上連続で出場。今年の参加作品125点のうち122点が賞を受け、単一国家としての受賞率、受賞件数のいずれも3年連続で世界トップとなった。

今年のジュネーブ国際発明展には46カ国から1000点近い作品がエントリー。中華民国は昨年、最高栄誉を象徴する特別賞を6つ受賞しており、今年はさらに2つ増えた。単一国家として世界最多であるばかりでなく、同発明展が始まって以来の最高記録でもある。金賞も昨年より3つ増え、台北城市科技大学だけで7つ受賞した。

省エネルギーと二酸化炭素排出量削減のエコロジー意識が高まっている影響を受け、台湾が今年得た8つの特別賞のうち、3つは省エネの設計が評価されたもの。「省エネ制御機能を有する照明」は19ワットの電球を使用しながら40ワットの照度で光る。また、室内が無人の時には自動的に電球の電力使用量を減らす。わずか3.8ワットとなるが、監視用カメラに映像を記録することは可能だという。24時間営業の量販店の電気料金を1ヶ月に1万台湾元(約2万7500日本円)近く節約できるとされ、ルーマニア特別賞を受けた。

「微風発電設備」は強風の吹く海辺に設置せずとも、通常のそよ風で電力を生み出す。タイの特別賞を受賞。自らエネルギーを生み出すライトは韓国の特別賞を受けた。

その他にも、「だるま式体重計」、「凹足矯正器具」、「インテリジェント型緊急非常口避難指示ランプ」などが特別賞を受賞した。

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