2024/04/30

Taiwan Today

経済

苗栗客家文化パーク、12日に正式オープンへ

2012/05/03
行政院客家委員会の黄玉振主任委員(中央)は2日の記者会見で、12日にオープンする苗栗客家文化パークを大いにアピールした。(中央社)
台湾南部の屏東県に昨年10月22日、六堆客家文化パークがオープンしたのに続いて、今月12日には台湾北部の苗栗県銅鑼サイエンスパーク内で苗栗客家文化パークが公開される。台湾で二番目に大きいエスニックグループである「客家人」の歴史や文化に関する常設展の他、定期的に異なるテーマでの特別展示も行い、世界の客家文化研究と産業交流の中心として、台湾を「客家の新たな都」に成長させる。 行政院客家委員会の黄玉振主任委員は2日、六堆客家文化パークが客家文化の展示と客家人の生活体験が主軸であるのに対し、苗栗客家文化パークは世界の客家文化と産業研究、交流の中心という位置付けで、客家文化の保存と研究、展示、教育などを担い、レジャー観光機能も兼ね備えると紹介した。 黄主任委員によると、苗栗客家文化パークは11.2ヘクタール。3万平方メートルあまりの本館は環境に優しいグリーン建築のコンセプトで設計されている他、銅鑼郷九湖村の丘陵地を利用して建てられており、独特のガラスのカーテンウォールと地形が結びついた姿は、天と地を尊び、自然を愛する客家人の特長と精神を伝えているという。本館の裏側にある「半月池」も伝統的な客家建築の特色。 客家委員会客家文化発展センターは、本館には常設エリア、特別展示エリアの他、文化クリエイティブエリア、台湾エリア、世界エリアなどがあり、テーマごとの展示が不定期に行われる他、教育プログラムでは全ての人が客家文化を理解、認識できるものにするとしている。 客家人はその独自の文化と、「勤勉、節約、苦労に耐える」性格で広く知られる。世界各地の華人社会にコミュニティーがあり、政財界の実力者も輩出している。

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