2024/05/05

Taiwan Today

経済

中国鋼鉄、日韓豪と共同出資で豪州の鉄鉱山を開発

2012/05/08
契約式典のもよう。前列右端が中国鋼鉄の鄒若齊董事長。(中国鋼鉄サイトより)

台湾の鉄鋼大手、中国鋼鉄株式会社、日本の丸紅、韓国のポスコ、韓国のSTX、オーストラリアのハンコックプロスペクティング(HPPL)は2日、オーストラリアのシドニーで、オーストラリアのRoy Hillホールディングス(鉄鉱山)への共同出資契約の式典を行った。中国鋼鉄によると、100%の生産が可能になれば、中国鋼鉄は年間約138万トンの鉄鉱石が確保でき、鉄鉱石の自給率は7.5%に高まるという。

中国鋼鉄では、今後もオーストラリア及びその他の地域で適切な鉱山に積極的に投資し、向こう5年以内に原料自給率を30%に引き上げたいとしている。中国鋼鉄は今回、3億520万オーストラリアドル(約248億日本円)を投じてRoy Hillホールディングスの株式2.5%を取得する。

Roy Hillホールディングスには5企業が出資。出資比率はハンコックプロスペクティングが70%、丸紅とポスコがそれぞれ12.5%、中国鋼鉄とSTXがそれぞれ2.5%となる。ハンコックプロスペクティングはオーストラリアで有名な、鉱物資源の探鉱、開発事業者で多くの鉱山を有する。

Roy Hill鉄鉱山は西オーストラリアのピルバラ地区にあり、2014年末の生産開始を予定、毎年の最大生産量は塊鉱石と粉鉱石で5500万トンと見込まれている。

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