2024/05/04

Taiwan Today

経済

国貿局が英スタンダード銀と提携、インド市場開拓へ

2012/05/10
提携覚書を交わす国貿局の卓局長(左から2人目)と、スタンダード・チャータード銀台湾のカンワル社長(右から2人目)。(中央社)

経済部国際貿易局(国貿局)の卓士昭局長と英国系のスタンダード・チャータード銀行台湾(渣打国際商業銀行)のアジェイ・カンワル社長は9日午後、双方が持つリソースを活用し、企業のインド市場開拓を支援する内容の提携覚書を締結した。国際貿易局にとっては初めての外資系大手金融機関との提携覚書締結で、同局のインドなど新興市場を重視する姿勢がうかがえる。

スタンダード・チャータード銀行は台湾で88支店を展開し、台湾では外銀として最大手。インドでも最大の外銀で、33都市に90支店を展開している。

国貿局と同銀は提携覚書の締結を受け、今年7月から8月の間に、大規模なインド市場開拓シンポジウムを開催する予定。台湾企業のインド進出と同国市場での商機獲得を支援するとともに、インド企業の対台湾投資も誘致したい考えだ。

わが国は近年、インドとの経済・貿易交流の強化に取り組んでおり、特に1995年に窓口機関を相互設置して以来、目に見えて関係が進展している。税関統計によると、2011年の2国間の貿易額は前年比16.98%増の75億6,000万米ドルと過去最高で、1995年の8倍にまで成長した。うちインドへの輸出額は前年比22.02%増の44億3,000万米ドル、輸入額は同10.54%増の31億4,000万米ドルで、貿易黒字は同63.21%増の12億9,000万米ドルと軒並み成長した。また、わが国にとってインドは16番目の貿易パートナーで、輸出相手国としては15位、輸入相手国としては16位となっている。

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