2024/04/29

Taiwan Today

経済

国家高速ネットワーク・情報処理センター、日本企業と提携

2012/05/16
財団法人国家実験研究院の国家高速ネットワーク・情報処理センター。(行政院防災救援事務室サイトより)

財団法人国家実験研究院の「国家高速ネットワーク・情報処理センター(National Center for High-Performance Computing、HPCセンター)」は15日、日本のサーバ向け基本ソフト(OS)ベンダー、ミラクル・リナックスと提携覚書を締結した。双方はHPCセンター開発のバックアップソフト「Clonezilla」で協力する。

国家実験研究院によると、「Clonezilla」はHPCセンターが自ら研究開発を手掛けた、高速かつ自動化されたバックアップソフトで、システムを丸ごとバックアップ/リストアしたり、緊急事態の支援を主な機能としている。業務でパソコンを大量に利用する企業や組織の利用に適しており、「安定・高速・省コスト」が特長で、2003年のダウンロードによる提供の開始から、内外で注目を集め、これまで世界60数カ国で550万回ダウンロードされている。台湾では500以上の企業や団体で使われている。熱心なユーザーにより外国語に翻訳され、英語やスペイン語、フランス語、イタリア語、日本語、ロシア語、ポルトガル語、ドイツ語、簡体字中国語など多数の外国語版が出ている。

また、2010年と2011年の2度にわたって、米パソコン誌「PCマガジン」による最優秀バックアップソフトに選ばれた。このほか、2011年には英「リナックス・フォーマット」誌では、リナックス向けアプリケーションソフトの上位50位入り、2012年には米国のソフトウェア情報サイト「ライフハッカー」に「リナックスでもっとも優れたバックアップ/リストア用アプリケーションソフト」に選ばれるなど、世界的に高い評価を受けている。

ランキング

新着