不動産業者の国際組織、世界不動産連盟（FIABCI）は、ロシアのサンクトペテルブルクで開催した第63回世界総会で、世界各国からの応募作品60数点の中から選ばれたFIABCI優秀賞を発表、台湾は2作品が最優秀賞、3作品が銀賞を獲得した。FIABCI優秀賞は「建築界のアカデミー賞」とも呼ばれる重要な賞。
最優秀賞を受賞したのは、台中市の新市政センター市議会ビル、および高雄市の中都湿地公園の造成工事。銀賞は台北市公館周辺の水岸総合発展計画と、同市の都市交通システム（MRT）忠孝復興駅の共同開発ビル、太子建設が手掛けた同MRT市政府駅直結のバスターミナル。
FIABCI中華民国支部となっている中華民国不動産協進会の黄南淵理事長は、今回の総会に建築界を代表する産官学の67人を率いて出席、同会主催で2013年に台中で開催される第64回総会のPRを行った。
このほか、FIABCIの会長が30日に訪台し、台中市政府と不動産協進会が31日に開催する台中での世界総会に向けた記者会見に出席する。