中華民国対外貿易発展協会（TAITRA）は21日、メキシコ投資貿易促進機関（ProMexico）と協力協定の締結セレモニーを行った。対外貿易発展協会の葉明水副秘書長はセレモニーで、メキシコにとって中華民国（台湾）は9番目に大きい貿易パートナーで、メキシコに投資するアジア太平洋諸国のうち、台湾は投資額が4番目に大きいと説明。協定締結で、既存の協力関係を基礎に、双方の市場に関する情報、輸出入、両国業者の交流促進を強化できる他、貿易代表団の相互訪問、シンポジウムの共同開催、見本市への相互参加などの業務での協力も強められると期待した。
対外貿易発展協会では、メキシコは北米自由貿易協定（NAFTA）の地理的優位性により、大いに潜在力を持つ市場になっており、台湾の企業が開拓するに値するとしている。メキシコはNAFTAのメンバーである他、経済の条件面で台湾と相互補完の関係にある。
メキシコ投資貿易促進機関は2007年に設立された、メキシコの国際的な経済貿易業務を発展させるための主な政府機関。メキシコ駐台湾商務弁事処（大使館に相当）は23日、台北世界貿易センタークラブで電子産業シンポジウムを開く。また、25日には対外貿易発展協会高雄弁事処で自動車工業シンポジウムを開催し、メキシコにおける関連産業の現況を紹介する。