経済部投資業務処は21日、台北国際コンベンションセンターで、台湾に滞在する外国籍の学生と台湾の企業の人材マッチング商談会を初めて開催した。会場では31の企業や研究団体が人材を募集。世界5大陸から台湾にやってきて学ぶ学生119人と1対1の面談を行った。企業が受けとった履歴書は357人分。27人はその場で就職が決まったという。
経済部投資処では、毎年人材募集の海外訪問団を組織し、人材の集中する都市で人材マッチング商談会を行っているが、これに参加できない台湾の企業のために今回の商談会を開いたと説明、台湾に滞在する優秀な外国人学生を台湾につなぎとめ、台湾の企業の力になってもらいたいとしている。
政府では今後、外国人学生と華僑の学生が台湾で就学している間の専門的な実習や中国語研修クラスを強化し、卒業後は台湾の産業界、学術研究界、もしくは海外で活動する台湾企業への就職に協力していく方針。今回の商談会でも政府の問い合わせカウンターを設け、行政院労働者委員会や教育部、内政部移民署などの職員が情報提供に努めた。
今回の商談会に参加した主な企業や団体は、財団法人工業技術研究院、財団法人紡織産業総合研究所、台湾集積電路（TSMC）などで、求人枠は200人を超えた。