2024/05/05

Taiwan Today

経済

台湾高鉄、日本から新車両を購入

2012/05/25
車両購入契約を行う台湾高鉄の欧会長(右から2人目)。馮駐日代表(右)もこれに立ち会った。(中央社)

台湾高速鉄道(台湾高鉄)の欧晋徳会長は24日、日本の東京で、日本の新幹線車両を手がける川崎重工と700T型電車の新車両購入に関する契約を交わした。

契約締結式は、川崎重工の松岡京平・車両カンパニープレジデントと、東芝デジタルメディアネットワーク台湾社の関修副会長が出席し、東京の綱町三井倶楽部で行われた。中華民国(台湾)の馮寄台・駐日代表(駐日大使)も出席し、締結に立ち会った。

台湾高鉄の欧会長は、今回の車両購入は台湾高鉄にとって重要なマイルストーンになると指摘した。欧会長によると、2007年の開業時には車両30両で1日に運行できるのは38本だったが、昨年にはピーク時で車両30両で運行できる最大限の1日196本の運行が可能になった。

台湾高鉄は利用者数が急速に伸びており、過去3年は年間10%以上の成長率を保っている。この勢いに乗って、苗栗、彰化、雲林の3駅を新たに開設するとともに、北側は台北市の南港駅まで延伸、新たな利用客をさらに開拓する見通しだ。

欧会長は「あと2年で旅客数は1日平均延べ15万人に増加、旧正月など帰省ラッシュではピーク時に同20万人に達するため、車両30両では対応できなくなる。安定成長と快適なサービス提供のため、早めの新車両投入が必要となる」と述べた。

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