証券櫃台売買中心（グレタイ証券市場）は24日、日本の東京証券取引所（東証）と市場発展のノウハウでの交流および相互協力に向けた協議に関する協力覚書（MOU）を交わした。MOUの署名はグレタイ証券市場の陳樹会長と東証の斉藤惇社長が行った。グレタイ証券市場は、MOU締結を通じて、双方の資本市場でより密接な意思疎通および長期的な協力発展メカニズムの構築が見込めるとの期待を示した。
グレタイ証券市場の陳会長は、東証はアジア太平洋地域および世界の証券市場でも指標的な取引所で、台湾で店頭公開株などの有価証券や派生商品を扱うグレタイ証券市場と同様、多元的な商品を扱い、活発な取引が行われていると指摘。今回のMOU締結は双方の将来的なウィン・ウィン関係構築のきっかけとなる見通しだ。
斉藤総裁は、「グレタイ証券市場は極めて潜在力の高い市場であり、店頭公開している新興企業の成長力も強い。さらに非常に流動性に優れた証券市場で、今回のMOU締結は、台湾の新興企業による東証を利用した資金調達を推進するのに役立つ」と述べた。