行政院国家発展基金管理会は5月28日、「East Grand Films,L.P.」に2100万ドルを投資する案を承認、これにより、VFX(ビジュアルエフェクツ:視覚効果)の技術の台湾における基礎作りを後押しすると共に、国内の業者にハリウッドとの提携ルートを提供、台湾のVFX産業の発展を促す。
「East Grand Films」は、世界的に知られるハリウッドの大手VFXスタジオである「リズム・アンド・ヒューズ」のチームが管理するファンド。同チームは、これまで数多くの著名な映画の特殊効果製作に参与するなど豊富な経験を持っており、今後はハリウッドの映画会社が製作する作品や、それらの会社が発行するアニメーション及び特殊効果を用いた映画を主な対象として投資を行っていくことになる。
「East Grand Flims,L.P.」は台湾に少なくとも2100万ドルを投じて新会社を立ち上げる。
また、「リズム・アンド・ヒューズ」は台湾でVFX企業を設立し、ハリウッド作品の特殊効果部分の製作を行う。台湾に「R & Hクラウドコンピューティングセンター」も設けて、川上・川中・川下のクラウド技術に関する企業を統合する。