世界銀行が発表した最新の「2012年世界知識経済指数」によると、台湾は8.77ポイント（満点は10ポイント）で、世界146カ国中13位、アジア1位で、香港（世界18位）や日本（同22位）、シンガポール（同23位）、韓国（同29位）を上回る評価を受けた。世界上位5カ国は順に、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、オランダ、ノルウェーだった。
同指数の各指標をみると、台湾は教育やイノベーション、情報通信技術（ICT）の分野で安定した発展をみせ、これらはすべて世界上位10位内の評価を受けた。教育は8.87ポイントで世界8位、日本（8.43ポイント）や香港（6.38ポイント）、シンガポール（5.09）を上回った。ICTは9.06ポイントで世界9位、アジア1位。香港（9.04ポイント）や日本（8.07ポイント）、シンガポール（8.78ポイント）、韓国（8.05ポイント）より高い評価だった。イノベーションは9.38ポイントで世界9位、アジアではシンガポール（9.49ポイント）に次ぐ2位だった。
一方、経済インセンティブメカニズムは7.77ポイントで世界35位、シンガポール（9.66ポイント、同1位）や香港（9.57ポイント、同5位）を下回ったが、日本（7.55ポイント、同39位）や韓国（5.93ポイント、53位）を上回った。
なお、2000年～2012年の間に台湾は3ランク前進し、世界首位との差を0.82ポイントから0.66ポイントまで縮めている。