行政院金融監督管理委員会（金管会）は7日、中国大陸の中国銀行と交通銀行の台北支店開業を許可したと発表した。
金管会によると、2行は企業向け金融サービスを主な業務とする。同会が許可した営業項目は、各種預金取り扱い、融資、手形の換金、為替手形の支払い引き受け、為替業務、保証、信用状の発行、企業が発行する債権保証、公債や短期債券、金融債権、社債への投資など。うち、外貨取り扱いに関連する業務については、事前に中央銀行の許可が必要となる。
金管会によると、台湾の銀行のうち、華南銀行の深圳支店が、人民元取り扱い業務について当局の認可を受けた。国泰世華銀行の上海支店、彰化銀行の昆山支店（江蘇省）は、人民元取り扱い業務を申請し、銀行業務を管轄する銀行業監督管理委員会（銀監会）の地方支局である、地元の銀行業監督管理局（銀監局）がこれを受理している。兆豊銀行の蘇州支店（江蘇省）支店設置申請、および台湾銀行の上海支店と玉山銀行の東莞支店（広東省）による支店開業申請も、現地の銀監局に受理された。これら受理された申請は、近日中に銀監会からの許可が下りる見通しだ。