2024/04/30

Taiwan Today

経済

古河電工による台湾での銅箔第2工場が業務開始

2012/06/15
古河電工は昨年10月、台湾で約46億台湾元の追加投資を行うことを発表している。写真は当時の投資意向署調印式のもよう。中央右は同社の石原広司会長。(中央社ニュースサイトより)

株式会社フジミインコーポレーテッド、日立化成工業株式会社など、重要な技術を有する日本企業による台湾での投資実現に続いて、電解銅箔で世界トップの古河電気工業株式会社(古河電工)が2011年に21億台湾元(約55億日本円)を投じて雲林県斗六の拡大工業エリアに建設していた、台湾における子会社、台日古河銅箔株式会社にとって2つ目の工場が6月15日に落成、業務を開始した。

古河電工の関係企業だった古河サーキットフォイルは1970年に日本で創設され、1996年に台湾で工場を設置、日本の高品質の銅箔生産技術を台湾に移転して1998年12月には台湾での運営をスタート、主に携帯電話とTFT用基板で使用する高品質の銅箔を生産してきた。同社は現在は古河電工に吸収合併されている。このほど、台日古河銅箔は新たな工場を完成させて生産ラインを拡充、プリント基板用銅箔を生産することにしている。

また、欧州最大のスポーツ用品の販売会社、デカスロン(Decathlon)は1ヶ所でスポーツ用品全てがそろう、「ワンストップ・ショッピング」のスポーツ用品量販店の旗艦店を台湾中部の台中市で15日に初めてオープン。同社は台湾におけるスポーツ用品の潜在的購買力に注目しており、向こう5年間に120億台湾元(約317億日本円)を投じて、台湾に10~12店舗を開設する計画。体験型マーケティング、及び消費者との革新的な交流モデルを導入し、サービス業の新たなモデルをリードすると共に、台湾でのスポーツブームを巻き起こすとしている。店舗にはいずれも、無料で体験可能なスポーツ施設が併設され、地方自治体のサポートに報いる。

旗艦店設置後は台湾各地での出店を加速、第一段階として行政院直轄5都市(台北市、新北市、台中市、台南市、高雄市)、ならびに桃園、新竹での店舗展開を図る。同社は1987年に台北市に駐在員事務所を設置、同事務所は1992年には台中に移転。主に研究開発、デザイン、生産、及び内外への販売をしてきており、毎年台湾で約40億台湾元(約105億日本円)分の買い付け・調達を行っている。

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