2024/04/29

Taiwan Today

経済

台湾文学館、外国語翻訳センターを開設

2012/06/18
台湾文学館は、日本統治時代の1916年に建てられた台南州庁の旧庁舎を利用している。(文化部ニュースリリースより)

文化部のもとで、台湾文学の収集や研究を行う「国立台湾文学館」は15日、「台湾文学外国語翻訳センター」の開設式、および「台湾現代詩の外国語翻訳展」開幕式を行った。

同館の李瑞騰館長は、「台湾文学外国語翻訳センター」の開設の目的は、外国語への翻訳を通じた台湾文学の普及と、台湾文学の外国語への翻訳・出版を支援し、世界の文壇と台湾文学の交流などを促進することにあると語った。

台湾文学館によると、1990年から行われている「中国語書籍の外国語版出版計画」は、すでに20年を超えた。この事業は2010年、「国立台湾文学館・台湾文学翻訳出版補助計画」と改められ、「外国語版出版」だけでなく、「翻訳」業務も加わり、同館が取り組んでいる。昨年末には最初の成果として、13冊の出版が実現した。また同館は、これまでの「台湾文学外国語版精選ハンドブック」と「台湾文学翻訳出版成果ハンドブック」をまとめ、「台湾文学外国語翻訳書籍目録要約1990-2011」を編集・発行し、参考のため各界に配布している。

また、15日から始まった「台湾現代詩の外国語翻訳展」は、台湾の詩壇と世界文壇との交流による豊かな成果を示し、台湾の詩人の芸術レベルの高さを表すものとなっている。101人の詩人について各1作品ずつ、英語、日本語、フランス語、ドイツ語、韓国語、モンゴル語、セルビア語、ルーマニア語の8カ国語に翻訳し、中国語と対照で展示されている。台湾文学館(台南市)1階C展示室で8月12日まで。

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