ギリシャ議会の再選挙ではユーロ圏残留を主張する右派の新民主主義党が勝利した。ギリシャの有権者がユーロ圏に留まり、財政緊縮策をとることに同意したものと受け止められている。
欧州連合（EU）は支援の条件を緩和する可能性があり、ギリシャの債務危機が制御不能となることは当面避けられた。また、主要20カ国・地域（G20）及びEUの財務担当閣僚は近日中に会議を開くことになっている。
行政院は18日、欧州の信用不安が世界経済にもたらす影響について、相対的に「用心深くしながらも楽観している」との立場を表明した。しかし、国際経済の先行きには大きな不確定性がある上、台湾は小型の開放経済体で国際経済の変化の影響を受けやすいとして、政府は気を緩めず、世界経済の情勢変化を注視していくと強調した。
陳冲行政院長は19日午前、関連省庁と共に、いかにして国内の金融市場の安定と経済の安定した発展を確保していくかを話し合った。