経済部国際貿易局と中華民国対外貿易発展協会（TAITRA）は26～27日にかけ、ゲーム産業振興会、および中国大陸の億百媒会展（UBM China）、と共同で、「2012ゲーム開発者会議（Game Developers Conference、GDC）―台北サミット」を開催する。TAITRAは19日の事前記者会見で、GDC台北サミットの会期中、産学を対象としたマッチングイベントを行い、産学間の協力や人材育成を支援し、ゲーム産業の国際競争力を強化しつつ商機獲得の後押しを図ると説明した。
「ゲーム開発者会議（GDC）」とは、世界のゲーム業界における最も権威ある催しで、エンターテイメント産業のシンポジウムとしても世界最大。台北サミットでは、プログラム開発、ビジュアルデザイン、ゲームプロデューサー、ゲームデザイナー、サウンドクリエーター、ビジネスリーダーなど、ゲーム開発に関わる専門家500人以上が一堂に会する見通し。
台北でのGDCのイベント開催は今回が初めてで、講演内容はGDCの一貫方針を受け継ぐものとなる。また「オンラインゲーム」、「モバイルゲーム」、「ソーシャルゲーム」、「コンシューマーゲーム」の4つのテーマに沿って掘り下げた議論を行う。ゲストとして米エピック・ゲームズの創業者であるティム・スウィーニーCEOらを招くほか、日本のセガの大野一昭プロダクトマネージャーが「スマートフォン市場におけるバラエティ豊かなコンテンツ構築」というテーマで発表を行う。また、NHN Japanが「スマートフォンを使ったサービスで世界市場開拓を―無料通話・メールアプリLINEの戦略とその可能性」を発表するなど、26回の講演が予定されている。
GDC台北サミットの詳細は、公式サイトhttp://gdc.taitra.org.tw/（中国語・英語）で紹介している。