2024/05/02

Taiwan Today

経済

台湾の清掃人員、「フォーブス」誌の「慈善事業の英雄」に

2012/06/22
趙さん(中央)は昨年6月、台中市に消防署の警備車を寄付。これまでの慈善活動が明らかになり、台湾中を驚かせた。(台中市政府サイトより)
台中市烏日区の清掃人員、趙文正さんは33年間にわたる退勤後の資源リサイクル活動で貯めた400万台湾元(約1074万日本円)を社会福祉団体に寄付したことで、今年、米経済誌「フォーブス」によって、アジアにおける「慈善事業の英雄」に選ばれた。このアジアにおける「慈善事業の英雄」48人のうち、台湾からは趙さんの他、エバーグリーン・グループの張栄発総裁、奇美実業グループの創業者、許文龍氏、王品グループの戴勝益会長の合計4人が選ばれており、68歳の趙さんは唯一の「一般人」。 また、「フォーブス」は21日、台湾の「未来の星」として、卓越した業績を上げる企業経営者20人を発表、宏仁グループの王文洋総裁、王品グループの戴勝益会長、85度Cの呉政学会長らが選ばれた。 「フォーブス」では、「台湾の人口はわずか2300万人で、規模と影響力は中国大陸やインドなどの大型経済体に及ばないが、投資家とビジネスマンにとって、その重要性は無視できない存在だ」と評価している。

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