2024/05/03

Taiwan Today

経済

「台湾はEUの14番目の輸入先」欧州レポート

2012/06/26
EETOは、台湾とEUとの交流促進に取り組み、台湾の人々のためにフェイスブックのファンページも設けている。写真はEETOのフレデリック・ラプランシュ代表。(中央社ニュースサイトより)
欧州経済貿易事務所(EETO)は先ごろ、「2012欧州連合(EU)・台湾関係の概況」を発表した。 このレポートによると、2011年、台湾はEUにとって世界で19番目の貿易パートナーで、同14番目の輸入先となっている。EUの台湾からの主な輸入項目は業務用通信設備で、EUから台湾への主要な輸出項目は情報通信技術(ICT)向け製造設備を中心とした機械設備、自動車部品、化学・薬品などだった。なお、国別ではドイツが最大の貿易パートナーとなっている。次いでオランダ、英国、イタリア、フランスが続き、上位5カ国だけでEU・台湾間の貿易総額の4分の3を占めた。 双方のサービス貿易額は2009年の58億ユーロから2010年には83億ユーロへと、1年で43%の大幅成長をみせた。また、双方のサービス貿易額は商品貿易額の21%を占め、サービス貿易ではEU側の貿易黒字が2009年に10億ユーロ、2010年には25億ユーロに成長している。ただ、商品貿易を合わせると全体的には依然として台湾側の貿易黒字となっている。 レポートが、経済部投資審議委員会の最新データを引用したところによると、1952年~2012年1月までのEUによる対台湾投資額は累計302億4,000万米ドルで、外資による対台湾投資額1,120億米ドルのうち、米国や日本を上回り、最大の割合を占めている。一方、台湾からのEUへの投資については、オランダ、英国、ドイツ、チェコ、フランスが最大の投資先となっている。

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