行政院衛生署はこのほど、ドキュメンタリー専門チャンネルのナショナルジオグラフィックチャンネルと協力して、台湾の医療サービスに関するドキュメンタリー、「真の台湾にほれ込む：台湾医療の奇跡」を初めて製作した。1年余りを費やして、アメリカ、エジプト、ドバイ、マレーシアなどから台湾にやってきて手術を受ける患者たちを記録。アジアではまず韓国で27日に英語版が放送される。7月1日（日）夜10時には台湾で中国語版が初めて放送され、その後はナショナルジオグラフィックチャンネルを通して、アジア各国、ニュージーランド、オーストラリア、中東、中国大陸など44の国・地域で放送されていく。日本では8月21日に英語版が放送される。
台湾の先進的な医療技術は世界に広く知られ、世界の優れた病院200のうち、台湾の病院はアメリカとドイツに次いで3位の14を占める。アジアではトップで、その他の国・地域を大きくリード。特に肝臓移植、整形外科、心血管外科、人工授精、関節置換手術などでは世界でも飛びぬけて優秀な技術を持ち、毎年、1万人を超える外国人が治療を受けるために台湾にやってくる。
ナショナルジオグラフィックチャンネルの「真の台湾にほれ込む：台湾医療の奇跡」では、長庚記念病院の各分院、台北医学大学付属病院などで行われた、ドバイからやってきた1歳の女児に対する肝臓移植、マレーシアの3歳の女児に対する非血縁者間臍帯血移植、手のひらに重傷を負ったエジプトの外科医の再びメスを握らせるための、顕微鏡を用いた指関節移植手術、アメリカの高血圧の高齢女性に対する神経外科の手術などが紹介される。